【8月19日 CNS】中国のシェア自転車ofoは17日、アメリカ政府より営業許可を取得したと発表し、正式にシアトル(Seattle)に上陸した。中国のシェア自転車としては、初めてのケースだという。

 米・シアトル交通部シェア自転車プロジェクト責任者のカイル・ロウ(Kyle Rowe)氏は、「ofoのシアトルでの展開を歓迎する。シェア自転車は市民の短距離移動に大変重宝するだろう」と述べた。

 ofo創業者の戴威(Dai Wei)CEOは、「ofoがシアトルで展開を開始することになり、便利でコストパフォーマンスの良いサービスをシアトルの皆様に提供していきたい」と述べた。

 シアトル交通部の要求と許可に応じて、8月中に1000台を投入、今後徐々に増やしていく予定。

 ofoやモバイク(Mobike)などのシェア自転車企業は今年から、どんどん海外に進出する動きを見せている。現在ofoはすでに中国、シンガポール、日本を含む8か国に進出している。モバイクも、イギリス、日本など5か国に展開している。海外進出の支えは莫大な資本だ。

 ofoは7月6日、アリババ(Alibaba)や弘毅投資(Hony Capital)などから7億ドル(約760億円)の2度目の融資を受けたと発表した。その直前、モバイクは6億ドル(約650億円)の融資を受けたと発表している。この2社の目標は、いずれも世界200都市への展開。今後、シェア自転車の競争はもっと激化するに違いない。(c)CNS/JCM/AFPBB News