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マンチェスター自爆の「英雄」ホームレス、被害者から窃盗で訴追

2017年8月17日 15:02 発信地:ロンドン/英国

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マンチェスター自爆の「英雄」ホームレス、被害者から窃盗で訴追
英中部マンチェスターの爆発事件の犠牲者を追悼するため、市内の聖アン広場に集まった人びと(2017年5月31日撮影)。(c)AFP/OLI SCARFF

【8月17日 AFP】英中部マンチェスター(Manchester)でコンサート会場が自爆攻撃を受けて22人が死亡した事件で、現場に駆け付けて被害者を介抱した英雄と称賛されていたホームレスの男が、被害者2人から財布や携帯電話を盗んだとして訴追され、16日に出廷した。

 クリス・パーカー(Chris Parker)被告(33)は5月、米歌手アリアナ・グランデ(Ariana Grande)さんのコンサートが開かれていたマンチェスター・アリーナ(Manchester Arena)で爆発が起きた際、会場の入り口付近で物乞いをしていたと英メディアに語っていた。

 当時、被告は英通信社プレス・アソシエーション(Press Association)のインタビューで涙ながらに「爆発音が聞こえるや否や白い光が走り、煙が見えた。その後、泣き叫ぶ声が聞こえた」と回想。「私も床にたたきつけられた。起き上がったが、逃げ出そうとは思わなかった。助けなければ、そう直感して駆け出した。至る所に人が倒れていた」などと話していた。

 パーカー被告はさらに、瀕死(ひんし)状態の女性を抱きかかえて最期をみとり、また爆発で母親が犠牲となった幼い少女を保護したとも語った。この話は人々の心を打ち、パーカー被告のためのクラウド募金には5万ポンド(約700万円)を超える寄付金が集まったほか、被告に当面の住居を提供すると申し出た人もいた。

 しかし、大マンチェスター警察(Greater Manchester Police)は、被害者から盗みをはたらいたとパーカー被告を非難。2件の窃盗罪で訴追したことを明らかにした。

 検察によると被告は、事件で死亡した14歳の少女の祖母から銀行カードの入った財布を盗んだほか、10代の少女1人から携帯電話を盗んだとされる。検察は被告について、負傷者に「いくらかの限定的な援助」を行ったものの、「それと同時に」騒ぎに乗じて被害者の所持品を盗んだと主張している。

 パーカー被告は罪状を否認している。(c)AFP

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