【8月17日 CNS】連日の豪雨の影響で、中国・広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)柳州市(Liuzhou)では15日、今夏5度目の洪水に襲われた。柳江河(Liujiang River)の沿岸付近の集合住宅でも、浸水被害が起きた。

 同日午後2時までに柳江柳州市区周辺の河川は警戒水位を超え、沿岸一帯の住居と道路はすべて水に浸かっている。

 これ以前にも、柳江柳州市区は今年6月から7月までの間に4回、洪水による被害を受けている。河川の近くに住む住民はこうした水害を受けることが多いため、濱江西路(West Binjiang Rord)の集合住宅では、1棟32世帯の住民が昨年、パートナーシップを結んで共同出資し、一艘1000元(約16500円)相当のゴムボートを購入していた。洪水が発生した15日、住民はボートを居住区入り口で順番に市民の送迎を担当した。

 また、同市江濱路(Jiangbin Rord)の柳州市公安局の水上派出所も浸水を免れず、またしても“その名に恥じないもの”となってしまい、インターネット上でも話題を集めている。今夏5回の洪水被害のうち、同派出所は今回を含めて4回浸水被害に遭った。

 派出所は水没してしまったが、警官たちはボートを操縦し住民たちの救済活動に当たった。(c)CNS/JCM/AFPBB News