【8月16日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)は15日、プレーオフの第1戦が各地で行われ、リバプール(Liverpool FC)は2-1で1899ホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)に勝利したものの、ユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督はまだ決着はついていないと語った。

 敵地で先勝したリバプールは、23日に本拠地アンフィールド(Anfield)で行われる第2戦に向けて優位に立ったが、クロップ監督は「内容に満足はしているが、2-0で終わらせたかったし、最後の1点はかなりうれしくない失点だ」とし、「追加点が取れたはずだし、アンフィールドでの第2戦がある。勝負はまだ決まっていない」とコメントした。

 リバプールは序盤、GKシモン・ミニョレ(Simon Mignolet)がPKを止めると、前半35分には18歳のトレント・アレクサンダー・アーノルド(Trent Alexander-Arnold)が直接FKを決めて先制した。

 後半に入ると、リバプールはジェームズ・ミルナー(James Milner)のシュート性のクロスが相手DFに当たってオウンゴールを誘発し、勝利を大きく近づけた。しかしホッフェンハイムも終盤、途中出場のマルク・ウート(Mark Uth)が裏への抜け出しから1点を返し、第2戦に望みをつないでいる。

 リバプール退団を希望していると言われるフィリペ・コウチーニョ・コレイア(Philippe Coutinho Correia)は、腰の負傷でメンバーに入らなかった。オファーを受けているスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)への移籍を熱望するコウチーニョだが、クラブ側は放出を認めていない。

 そのほかの試合では、アポエル・ニコシア(APOEL Nicosia)が2-0でスラビア・プラハ(Slavia Prague)に先勝。試合開始10分でイゴール・デ・カマルゴ(Igor De Camargo)とエフスタシオス・アロネフティス(Efstathios Aloneftis)が得点を記録し、本戦出場に大きく前進した。

 一方、昨季はアポエルを下して本戦に勝ち上がったFCコペンハーゲン(FC Copenhagen)だが、今回は苦戦し、カラバフFK(Qarabag FK)との敵地での第1戦を0-1で落とした。前半25分、シュートがポストに当たった跳ね返りをマヒル・マダトフ(Mahir Madatov)に押し込まれると、これが試合唯一のゴールとなった。

 BSCヤングボーイズ(BSC Young Boys)とのアウェーゲームに臨んだCSKAモスクワ(CSKA Moscow)は、後半ロスタイムの相手のオウンゴールで1-0で勝利している。

 スポルティング・リスボン(Sporting Lisbon)と対戦したステアウア・ブカレスト(Steaua Bucharest)は、終盤に退場者を出したものの、残り10分をしのいで敵地での一戦を0-0のスコアレスドローで乗り切った。(c)AFP/Ryland JAMES