【8月15日 AFP】スペイン1部リーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が14日、自身が退場になったスペイン・スーパーカップ(Spanish Super Cup 2017)第1戦で審判を押したとして、同国サッカー連盟(RFEF)から計5試合の出場停止処分を科された。

 FCバルセロナ(FC Barcelona)に3-1で勝利した13日の試合で退場したことにより、ロナウドは自動的に1試合の出場停止になると、主審に対する行為でさらに4試合の処分と罰金3805ユーロ(約49万円)が言い渡された。

 ロナウドは10日以内に不服を申し立てることができるが、棄却された場合は16日のスーパーカップ第2戦だけでなく、デポルティボ・ラ・コルーニャ(Deportivo La Coruna)との開幕戦に続き、バレンシア(Valencia CF)、レバンテ(Levante)、レアル・ソシエダ(Real Sociedad)とのリーグ戦にも出られなくなる。

 しかしながらロナウドは、レアルが連覇を目指し、9月12日から13日にかけてグループステージが始まる欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)にはプレー可能となっている。

 13日の試合でロナウドがバルセロナのサムエル・ウムティティ(Samuel Umtiti)と接触した際にダイブしたとみなされ、2回目の警告を受けたことについて、レアル側は異議を申し立てる意向を示している。

 ジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は試合後、「ロナウドの退場には困惑している。あれは反則などではなく警告は厳しすぎる。彼が16日の試合に出られるよう、できることをするつもりだ」とコメントしていた。

 後半に途中出場したため、計24分間しか出場しなかったロナウドは、1-1で迎えた試合時間残り10分に勝ち越しゴールを決め、その際にユニホームを脱いで1枚目のイエローカードを提示されたが、わずか2分後にキャリア10回目の退場処分となってしまった。(c)AFP