【8月14日 AFP】17-18フランス・リーグ1は13日、第2節の試合が行われ、リール(Lille OSC)は3選手がGKを務める大混乱に陥って昇格組のストラスブール(RC Strasbourg)に0-3で敗れ、マルセロ・ビエルサ(Marcelo Bielsa)監督は初黒星を喫した。

 悲惨な一日となったリールは、前半18分までにチアゴ・メンデス(Thiago Henrique Mendes Ribeiro)とケビン・マルキュイ(Kevin Malcuit)を負傷で失うと、ビエルサ監督はハーフタイムを前に3枚目の交代カードを切った。

 しかし、後半18分にGKマイク・メニャンが(Mike Maignan)が相手選手にボールを投げつけて退場処分となり、リールは問題を抱えることになった。

 控えGKを送り出すことができないリールは、ストライカーのニコラ・ドゥ・プレビル(Nicolas De Preville)にキーパーグローブを託した。ドゥ・プレビルは、フリーで抜け出したストラスブールのイドリス・サーディ(Idriss Saadi)のシュートを防ぐ場面もあったが、主導権を握ったストラスブールは後半29分にCKからジョナス・マーティン(Jonas Martin)がニアサイドを突くシュートを決めて先制した。

 ゴール前で与えられた仕事を十分にこなしたドゥ・プレビルに代わり、試合終盤にリールは主将のDFイブラヒム・アマドゥ(Ibrahim Amadou)にキーパーの役割を与えた。

 しかし、残り10分でアマドゥはPKとロングシュートから得点を許し、ストラスブールがリーグ1で9年ぶりとなる勝利を手にした。

 アマドゥはbeINスポーツ(beIN Sports)に対して「きょうのわれわれは多くのミスを犯し、間違いなくその対価を支払うことになった。キーパーをやったのは初めてだった。自分のポジションではないが、やらざるを得なかったんだ」と語った。(c)AFP