【8月13日 AFP】女子テニス、四大大会(グランドスラム)で通算5勝を挙げているマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)が12日、左前腕の痛みを理由に、翌週に米シンシナティ(Cincinnati)で開幕するウェスタン&サザンオープン(Western and Southern Open 2017)を欠場すると発表した。

 元世界ランク1位のシャラポワは先週、バンク・オブ・ザ・ウエスト・クラシック(Bank of the West Classic 2017)シングルス2回戦を棄権する原因となった同大会での故障を理由に、カナダ・トロント(Toronto)で開催されているロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2017)も欠場している。

 2011年のウェスタン&サザンオープンで優勝しているシャラポワは11日に現地入りし、12日に大会のメディカルスタッフと協議した結果、欠場する決断を下した。

 シャラポワは、「大会出場を目指してきのう(11日)シンシナティに到着しました。現地でドクターのアドバイスを聞いた結果、スタンフォード(Stanford、バンク・オブ・ザ・ウエスト・クラシック)で負傷した左前腕の負傷のため、残念ながら大会を欠場することになりました。全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2017)に向けた予防措置でもあります」と話している。

 このけがによりシャラポワは、ニューヨーク(New York)で28日に開幕する全米オープンへの出場にも暗雲が垂れ込めている。現在ランキングを大きく落としているシャラポワは、全米オープンでの本戦入りにはワイルドカード(主催者推薦)が必要になる可能性が高い。(c)AFP