【8月13日 AFP】スペインメディアは12日、同国1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)が、フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)にネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)を奪われてから初めての補強で、ブラジル代表のMFパウリーニョ(Jose Paulo Bezerra Maciel Junior 'Paulinho’)を獲得する見込みが強まったと報じた。

 報道によるとバルセロナは、29歳のパウリーニョ獲得に向け、中国スーパーリーグ(1部)の広州恒大(Guangzhou)に契約解除金4000万ユーロ(約52億円)を支払う意向であるという。

 地元バルセロナ(Barcelona)のラジオ局「Rac1」は、パウリーニョに近い人物からの情報として、移籍成立が「非常に近い」と伝えている。

 スポーツ紙ムンド・デポルティーボ(Mundo Deportivo)は、早ければ14日にもパウリーニョのバルセロナ移籍が正式発表されるとしている。バルセロナは13日、宿敵レアル・マドリード(Real Madrid)とのスペイン・スーパーカップ(Spanish Super Cup 2017)第1戦を控えている。

 バルセロナはネイマールの代役としてフィリペ・コウチーニョ・コレイア(Philippe Coutinho Correia)、ウスマン・デンベレ(Ousmane Dembele)の獲得に動いているが、これまでのところリバプール(Liverpool FC)にもボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)にもオファーを拒絶されている。

 トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)で2年間プレーしたものの欧州では輝きを放てなかったパウリーニョは、2015年に広州恒大に移籍。1年前に就任したチッチ(Adenor Leonardo Bacchi aka Tite)監督の下ブラジル代表で定位置をつかんだ同選手は、3月の2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)南米予選のウルグアイ戦ではハットトリックを達成している。(c)AFP