【8月12日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーメジャー最終戦、第99回全米プロゴルフ選手権(2017 PGA Championship)に出場している松山英樹(Hideki Matsuyama)は、日本人初のメジャー制覇を成し遂げることが自身や母国にとってどんな影響をもたらすのかは想像できないとしながらも、13日の最終日にはその答えを知りたいと語った。

 世界ランク3位につける25歳の松山は11日、クウェイルホロー・クラブ(Quail Hollow Club)で第2ランンドに臨み、終盤の7ホールで5バーディーを奪うなど7アンダーの「64」というスコアを記録する圧巻のプレーを見せ、通算8アンダーでケヴィン・キスナー(Kevin Kisner、米国)とともに暫定首位に並んだ。

 メジャータイトルの獲得が自身や日本のゴルフ界にとってどんな意味があるか問われると、「ちょっと難しい。どういう影響があるか分からない」とすると、「僕が良いプレーをして最終日に優勝できれば、すごく変わると思う」と答えた。

 松山は続けて記者の質問に答える形で、「良いゴルフができているとは思うが、キャリアで一番いいかは分からない」、「コンディション的には去年の10月と比べて良くないが、良い状態になりつつある。先週も最終日は良いプレーができたし、あと2日間良いプレーがしたい」などと語った。

 この日の松山は、9番で6.7メートルのパットでパーセーブに成功すると、3.6メートルのパットを沈めたパー4の12番からバーディーラッシュを開始し、パー3の13番とパー4の14番でも1.8メートルのパットを沈めてスコアを伸ばした。このあと雷雨でプレーが中断し、そのときのことを問われると、「途中で中断になり、(それまで)天気が良かったのでびっくりした。疲れていたので良い休憩だなと思って休んでいた」と明かした。

「自分のティーショットが、フェアウエーに入っていたけれど、感触が悪くて疲れていた」と話した松山はまた、悪いショットが多かったにもかかわらず好スコアを記録したことについて、「フェアウエーに行ってくれているので助かっている」と分析した。(c)AFP