【8月12日 AFP】フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に加入したネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)の移籍手続きについて、スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)が11日に契約解除金2億2200万ユーロ(約288億円)の小切手の決済が完了し、同選手は13日のギャンガン(En Avant de Guingamp)戦で新天地デビューを果たす見通しとなった。

 ネイマールの移籍問題について、バルセロナの関係者は「決済が完了したため、移籍手続きが実行されている」と明かし、フランスサッカー連盟(FFF)と同国プロサッカーリーグ連盟(LFP)も同日、AFPに対して、スペインサッカー連盟(RFEF)から国際移籍証明書を受け取ったと認めた。

 これによってネイマールは敵地スタッド・デュ・ルドゥル(Stade du Roudourou)で行われるリーグ第2節の試合に登録されることが可能になり、LFPは「ネイマールの契約は午後にも承認される。彼は13日の試合に出場できる」と述べた。

 ネイマールは今月3日、史上最高額の移籍金でフランスの強豪PSGへの移籍が発表されていた。しかしながら、契約の手続きが間に合わず、同クラブが2-0でアミアン(Amiens SC)に勝利した前節の試合はスタンドで見守ることになった。

 FFFのノエル・ル・グラエ(Noel Le Graet)会長はこれに先立ち、ネイマールがギャンガンの本拠地ブルターニュ(Brittany)でデビューを果たす確信があるとして、仏スポーツ日刊紙レキップ(L'Equipe)に対し、「この状態が続く理由は何もない。この問題がすぐに解決することを疑っていない」と述べていた。(c)AFP