【8月11日 AFP】中国スーパーリーグ(1部)の広州富力(Guangzhou R&F)が、低迷から運気を上げるためにホームスタジアムを金色に塗り直し、それ以降ホームで一気に勝ち星を増やしている。

 広州富力は先月、風水でチームのユニホーム、エンブレム、そしてホームスタジアムのカラーとして使われていた青色よりも金色の方がご利益があるとして大胆な行動を起こした。

 それまでホームでは不本意な結果が続いていた広州富力だが、7月半ばに観客席2万を誇る本拠地の越秀山スタジアム(Yuexiushan Stadium)を塗り替えて以降、その運気が劇的に変化。9日にホームでファビオ・カペッロ(Fabio Capello)監督率いる江蘇蘇寧(Jiangsu Suning)を4-2で下したのを含めホームで4勝を飾り、この間のリーグ戦では合計18得点を記録した。

 同都市のライバル、広州恒大(Guangzhou Evergrande)とのFAカップ(Chinese FA Cupp)でもホームで勝利を収めた広州富力のドラガン・ストイコヴィッチ(Dragan Stojkovic)は、「ホームスタジアムの色を変えてから、われわれは5勝して得点率も高くなっている」とコメント。

 元セルビア代表のストイコヴィッチ監督はさらに、「これがファンの求める攻撃的なサッカーだ」とし、「ホームスタジアムの金色はとても素晴らしい。今は変える必要はないね」と話した。

 アジアの広範囲で普及している風水では、最大限の幸運と健康をもたらすために、人々は会社や自宅で物の位置を慎重に決めている。(c)AFP