【8月8日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は7日、太陽観測衛星「SDOSolar Dynamics Observatory)」が先月5日に捉えた太陽の強烈で複雑な磁場の活動領域の画像を提供した。この領域は活動を強めながら太陽の表面を横切り、先月17日にSDOの観測範囲外に抜けた。

 複雑な磁場を伴う黒点はしばしば興味深い太陽活動の源となる。太陽表面を横切る13日間の旅の途中、「AR12665」と呼ばれるこの活動領域は、数回の太陽フレア(太陽面爆発)のほか、突発的に大量のプラズマを放出するコロナ質量放出(CME)と、太陽放射線(太陽高エネルギー粒子)の強度が突然急上昇する太陽高エネルギー粒子現象(SEP現象)を1度ずつ引き起こした。(c)AFP