【8月14日 AFP】テニス、ロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2017)は13日、男子シングルス決勝が行われ、大会第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)は6-3、6-4で第2シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を破り、今季5個目のツアータイトルを獲得。全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2017)優勝へ名乗りを上げた。

 この日も得意のサーブがさえわたり、フェデラーに付け入る隙を与えなかった20歳のズベレフは試合後、「できるだけ攻撃的にいようと試みた」、「ひとたびロジャーにフォアハンドとバックハンドで攻められると、自分としては難しくなってしまう」と振り返った。

 一方のフェデラーは、今季のタイトル数で自身と並びトップに立ったズベレフについて「彼のことは私も喜ばしく思う。すべてを一つ上のレベルではなく、二つ上のレベルに引き上げているのが見られてうれしい」とした上で、「彼にとっては素晴らしい成功だ。今後数か月の幸運、そして良い形でシーズンを終えられるように祈っている」と話した。

 6月のゲリー・ウェバー・オープン(Gerry Weber Open 2017)ではフェデラーに完敗し、決勝の舞台で今季唯一の黒星を喫していたズベレフはこの日、6本のエースに加え、ファーストサーブのポイント獲得率は80パーセントを記録。今年の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)とウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)を制したフェデラーを試合時間わずか68分で圧倒した。

 対する四大大会(グランドスラム)通算19勝のフェデラーは、今季3敗目を喫しただけでなく、ここ5年で最長となっていた連勝記録は16でストップ。この日の決勝では、ハードコートでの連戦によって疲れがあったと明かした。

「1週間を通して体調は大丈夫だった。節々に筋肉痛や痛みは少しあったが、それはマッチコート、そしてハードコートに戻ってきたからだ。休養や調整明けのときは、いつも少し体に負担がかかるものだ。何日か様子を見て、体がどう感じるか確認していかなくてはならない」

 次の大会が行われる米シンシナティ(Cincinnati)へ向けて13日夜に移動し、2週連続で大会に出場できるか判断するというフェデラーは、「全米オープンを見据え、最高の状態でいたいと思っている。今年3回目、通算20回目のグランドスラム優勝ができるとすれば、それは本当に半端じゃないこと。開幕を100パーセントで迎えられるようにしたい」と続けた。

 輝かしいシーズンにさらなる栄冠を付け足そうとしたフェデラーだったが、イワン・レンドル(Ivan Lendl)氏と並んで歴代2位となるキャリア通算94回目のツアー優勝は持ち越しとなった。(c)AFP