【8月7日 AFP】女子ゴルフ米国ツアーメジャー第4戦、全英リコー女子オープン(RICOH Women's British Open 2017)は6日、セントアンドリュース(St Andrews)のキングズバーンズ・ゴルフリンクス(Kingsbarns Golf Links)で最終日が行われ、韓国の金寅敬(In-Kyung Kim、キム・インキョン)が通算18アンダーで悲願のメジャー初優勝を果たした。

 1アンダー「71」で回った金は、2012年に行われたクラフト・ナビスコ選手権(Kraft Nabisco Championship 2012)の最終18番ホールで30センチのパットを外して涙をのんでいたが、晴れて新メジャー王者に輝いた。

 ジョディ・エワート(Jodi Ewart Shadoff、イングランド)を2打差の2位に抑えた金は「今の気持ちは表現できない。とにかく楽しもうと思ったが、バックナインは楽しくなかった」とした上で、「2012年のことを乗り越えるには長い時間がかかった。たくさんの人々が助けてくれたし、今は再びゴルフを楽しめるようになった」と語った。

「ものすごく短いパットだったとしても、すべてのショットに対して同じ量の集中力を払わなければならないと、あのときの教訓から学んだ」

 金は同胞の柳先暎(Sun Young Yoo、ユ・ソンヨン)とのプレーオフに敗れたクラフト・ナビスコ選手権での悲劇に加え、2013年の全米女子オープン(US Women's Open Championship 2013)でも2位に終わっていた。

 最終日を「66」で締めくくり、通算13アンダーで終えたミシェル・ウィー(Michelle Wie、米国)は、キャロライン・マッソン(Caroline Masson、ドイツ)、ジョージア・ホール(Georgia Hall、イングランド)と並び3位タイだった。(c)AFP/Elspeth BURNSIDE