【8月7日 AFP】サッカーFAコミュニティーシールド(FA Community Shield 2017)は6日、英ロンドン(London)のウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)で行われ、アーセナル(Arsenal)はチェルシー(Chelsea)との両チーム1-1で迎えたPK戦を4-1で制し、優勝を飾った。

 試合はチェルシーがビクター・モーゼス(Victor Moses)、アーセナルが新加入のセアド・コラシナツ(Sead Kolasinac)のゴールで1点ずつを取り合い、PK戦に突入すると、チェルシーはGKのティボー・クルトワ(Thibaut Courtois)と新加入のアルバロ・モラタ(Alvaro Morata)がキックを失敗し、アーセナルがここ4年で3回目の同杯制覇を果たした。

 クルトワがバーの上へ、レアル・マドリード(Real Madrid)から5800万ポンド(約84億円)で加入した交代出場のモラタが横へ外すと、最後はオリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)がアーセナルの勝利を決定づけるキックを決めた。

 新しい「ABBA」方式のPK戦を制し、タイトルを獲得したアーセナルのアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督は、「非常にうれしい。欲しかったトロフィーを取ることができたし、試合の質も非常に高かった」と話した。

「1点を先行された後もパニックに陥らず、自分たちのサッカーを続けて取り返すことができた。昨シーズン終盤からの良い流れを継続するパフォーマンスを見せることができた」

 今季は1997年以来20年ぶりに欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)出場のないシーズンを送ることになるアーセナルは、これで2014年のウィガン(Wigan Athletic)とのFAカップ(FA Cup 2013-14)準決勝から、ウェンブリーで9連勝を達成している。

 アーセナルは11日のプレミアリーグ開幕戦で、15-16シーズン年のレスター・シティ(Leicester City)と本拠地で対戦する。アントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督の下、リーグ連覇を目指すチェルシーは翌12日、こちらも本拠地にバーンリーFC(Burnley FC)を迎える。(c)AFP/Tom WILLIAMS