【7月31日 AFP】17F1第11戦ハンガリーGP(Hungarian Grand Prix 2017)は30日、決勝が行われ、マクラーレン・ホンダ(McLaren-Honda)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)は「カミカゼ走行」を駆使して最速ラップを刻み、今季自身最高の6位入賞を果たした。

 前日29日に36歳の誕生日を迎えたアロンソは、ターン2でカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)を外側から抜くなど、夏季休暇前の最後のレースで見事な走りを披露した。

 アロンソは、「カルロスとのバトルは接戦だったね。最初も一緒だったし、セーフティーカー後の再開でも一緒だった。ピットにも一緒に入って、一緒に熱くなっていたよ。全力で仕掛けられるのは2周だけだとわかっていたから、カミカゼ走行も何回か駆使してやり切った!」と話した。

 チームメートのストフェル・バンドーン(Stoffel Vandoorne)も、今季自身最高の10位に入り、1ポイントを獲得。チームはこのレースで9ポイントを積み重ねた。

 アロンソは、「7位か8位あたりかなと思っていたけど、ダニエル・リカルドが脱落して6位の可能性が生まれ、それをつかむことができた」と話している。

 マクラーレンはここ3シーズン、ホンダ(Honda)製エンジンの馬力と信頼性が改善せず、苦しい時期を送っている。

 アロンソは、「みんなで週末を通じて懸命に働いた結果だ。ミスをせず、いい練習走行をこなして、予選で力強く走り、そして完璧なレースをする。僕たちにも戦えるレースが、シーズンに三つか四つはある。だからその数をできる限り多くして、チャンスを最大限に生かさなくちゃならない。今回はその通りのことができた」と話した。(c)AFP