【7月29日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するマクラーレン・ホンダ(McLaren-Honda)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)が28日、自身3度目の世界タイトル獲得に向けて決意を示すと同時に、その後押しが可能なチームであればどこへでも移籍を検討すると改めて強調した。

 スペイン出身のアロンソは以前、マクラーレン・ホンダに対し、タイトル獲得への期待が持てるパフォーマンスのレベルを今年9月までに示すことを求めていた。

 アロンソはまた、F1に代わる選択肢として来季はインディカー・シリーズにフル参戦することも検討しているとして、「それも一つの可能性だ。いつも話している通り、自分の将来については(何に対しても)とてもオープンに考えている。自分の最優先は、F1に残って3度目の世界タイトルを獲得することだが、それを達成するためには、どのチームへの移籍も検討する」と語った。

「来年その可能性がないならば、別のシリーズも考えている。この1か月か、1か月半くらい様子をみるよ。来年は勝ちたい。そのためには、ここで前向きな変革が必要なんだ。たくさんの変革がね。それができれば、チームに残留することになるだろう。そういったことを9月に考えていく必要がある」

 今年何か前向きな経験があったか聞かれると、35歳のアロンソは「あったよ。インディ500(インディアナポリス500〈Indianapolis 500〉)だ」と回答。それ以外のことについては、「ない。もっと高い競争力を期待していたけど、期待していたような結果は示せていない。可能な限り早く状況を改善するために懸命に努力しているが、かなり厳しい」と語った。(c)AFP