【7月29日 AFP】(写真追加)米国防総省は28日、北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験を受け、米韓両軍の幹部らが「軍事的な対抗措置の選択肢」について協議したと発表した。

 電話協議を行ったのは、米統合参謀本部議長のジョセフ・ダンフォード(Joseph Dunford)大将、米太平洋軍司令官のハリー・ハリス(Harry Harris)総督、韓国合同参謀本部の李淳鎮(Lee Sun-Jin)大将の3人。

 ダンフォード氏の広報担当官の声明によると、同氏とハリス氏は米韓同盟の強固な結束を表明。「3人は軍事的な対抗措置の選択肢についても討議した」という。

 米国防総省は以前から北朝鮮との紛争の可能性に備えてきたが、今回の声明で使われた単刀直入な表現は、ミサイル実験に対するこれまでの公式声明の慣習から逸脱するものだ。過去の声明はミサイル実験を非難する内容が大半で、軍事的選択肢が強調されることはなかった。(c)AFP