【7月27日 AFP】選手への給与未払いにより、国際大会および国内リーグ出場資格の剥奪危機にあった中国スーパーリーグ(1部)13クラブのうち10クラブが26日、未払い分の給与、ボーナス、移籍金を支払ったことが分かった。

 1月に元アルゼンチン代表FWカルロス・テベス(Carlos Tevez)を世界最高年俸で引き抜いた上海申花(Shanghai Shenhua)、ブラジル代表MFオスカル(Oscar dos Santos Emboaba Junior)を擁する上海上港(Shanghai SIPG)をはじめとする10クラブは、現時点で給与未払いは解消されていると発表した。

 中国サッカー協会(CFA)は、アジア・サッカー連盟(AFC)が今月11日、下位リーグを含む中国国内の18クラブに対し、8月15日の期限内に給与未払いを解消するよう求めたと声明で明かした。

 期限までに給与支払い証明書を提出しなかった場合、各クラブはAFC主催試合から追放されるだけでなく、来季リーグ戦の出場資格を剥奪されると警告されていた。

 26日時点では、ブラジル代表のパウリーニョ(Jose Paulo Bezerra Maciel Junior 'Paulinho’)が所属する広州恒大(Guangzhou)や上海上港、上海申花ら10クラブが未払いを解消したと主張している。

 中国スーパーリーグは全16クラブのため、給与未払いがなかったのはわずか3クラブということになる。

 なお、ファビオ・カンナヴァーロ(Fabio Cannavaro)氏が指揮を執る天津権健(Tianjin Quanjian FC)、天津泰達(Tianjin Teda)、遼寧宏運(Liaoning Hongyun)の給与支払い状況は現時点で明らかになっていない。(c)AFP