【7月26日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は25日、ツイッター(Twitter)上への投稿で、ジェフ・セッションズ(Jeff Sessions)司法長官を「とても弱腰」と改めて批判した。長くトランプ氏を支えてきたセッションズ氏だが、大統領からの度重なる批判を受け、ますます窮地に追い込まれている。

 元アラバマ(Alabama)州選出上院議員のセッションズ氏は、トランプ大統領を早くから忠実に支援してきた。しかしトランプ大統領は先週、同氏に対する批判を公然と展開。同氏が更迭されるとのうわさが広がった。

 ホワイトハウス(White House)広報部長のアンソニー・スカラムチ(Anthony Scaramucci)氏はセッションズ氏について「間もなく決定に至るだろう」と述べている。

 トランプ氏は、昨年の米大統領選に対するロシアの干渉疑惑の捜査に関与しないことを決めたセッションズ氏の判断を公然と批判してきた。

 25日に行った恒例の早朝ツイートでは、機密情報漏えい問題の追及や、大統領選での民主党候補ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)元国務長官の私用メール問題に対する追及を怠ったとして、セッションズ氏を厳しく批判。

「ジェフ・セッションズ司法長官はヒラリー・クリントンの犯罪(電子メールとDNCサーバーはどこにある?)や情報漏えい者に対し、とても弱腰な姿勢を取ってきた!」と書き込んだ。

 米大統領は通常、進行中の捜査や将来的な捜査の可能性に対し影響力を行使していると思われるのを極力避けようとすることから、トランプ氏のセッションズ氏に対する攻撃は極めて異例だ。(c)AFP/Jim Mannion