【7月28日 CNS】中国の成都ジャイアントパンダ繁殖研究センター(Chengdu Research Base of Giant Panda)からの発表によると、雌のジャイアントパンダ「妮妮(ニーニー、Nini)」が20日早朝、同センター「パンダオリンピック家族」の5組目になる龍鳳胎(男女の双子)の赤ちゃんパンダを出産した。母子ともに健康という。

 同センターによると、6月24日に妮妮の食欲が落ち始め、毎日少量の竹のみで、リンゴや蒸しケーキはほとんど食べなくなっていた。7月19日の夜になるとあたりを頻繁に動き回り、自分の股間も頻繁になめていた。同20日の午前1時22分に破水し、同5時48分から6時33分の間に無事に双子の赤ちゃんを出産した。

 先に生まれた兄の体重は203グラム、後に生まれた妹の体重は91グラム。2匹とも元気な産声を上げたという。妮妮もすぐに母性本能を示し、2匹の子供たちをすぐに自分の胸元へ抱え上げた。現在、2匹は母親の母乳を飲んでおり、母子ともに健康だ。

 取材によると、妮妮の父親は「小平平(Xiao Pingping)」、母親は「成績(Chengji)」。妮妮は、2008年に8月22日に兄の「迎迎(Yingying)」と共に生まれた。兄の名は、当時の北京オリンピックの「北京歓迎你(ようこそ北京へ)」のスローガンにちなんだ。(c)CNS/JCM/AFPBB News