【7月25日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、チェルシー(Chelsea)のアントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督は24日、アーセナル(Arsenal)戦で相手選手と衝突したペドロ・ロドリゲス・レデスマ(Pedro Rodriguez Ledesma)が、顔面を「多発骨折」したと明かした。

 ペドロは22日に中国・北京(Beijing)で行われたアーセナル戦で、ロングボールを両手のパンチングでクリアしようとしたGKダビド・オスピナ(David Ospina)と激しく交錯して激しく流血し、病院に搬送された。

 同地の病院で一晩過ごしたペドロは後日、英ロンドン(London)に向かった。

 25日にバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)と対戦するシンガポールで会見に臨んだコンテ監督は、「状況はより深刻だ。脳振とうだけで済んでくれればと思っていたからね。それどころか多発骨折となってしまった。マスクをつけて、10日程度で復帰できるだろう」と述べた。

 また指揮官はオスピナに対する負の感情はないと続けた。

「まったくない。私も選手だったからね、ああいった予想外(のチャレンジ)は起こりえることは分かっている。オスピナはボールに行こうとしていた」

 一方でバイエルンとの対戦を控えてコンテ監督は、新加入のアルバロ・モラタ(Alvaro Morata)について、「私のプランでは、バイエルンとの試合でプレーできる機会を与えようと思っていることは確かだ」と、デビューを飾る可能性を示唆した。

 しかしながらコンテ監督は、モラタとポジションが同じジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)や、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)への移籍が取り沙汰されているネマニャ・マティッチ(Nemanja Matic)についてのコメントは拒否した。

「まだわれわれの下にいる選手のことについて、語りたくはない」 (c)AFP