【7月22日 AFP】男子米国ツアーメジャー第3戦、第146回全英オープン(The 146th Open Championship)は21日、英サウスポート(Southport)のロイヤル・バークデール・ゴルフクラブ(Royal Birkdale Golf Club)で2日目が行われ、厳しい悪天候のなかで素晴らしいプレーをみせたジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)が通算6アンダーで首位を守った。

 雨と強風に見舞われた第2ラウンドで「69」を記録し、スコアを1ストローク伸ばした23歳のスピースは、悪天候ではアンダーパーが出にくい同コースで、単独2位のマット・クーチャー(Matt Kuchar、米国)に2打差をつけた。

 2015年にマスターズ(The Masters Tournament 2015)と全米オープン(2015 US Open Championship)を制しているスピースは、この日のラウンドを終えると、「正直なところ、何よりもまず決勝に残れたことがうれしい」とコメントした。

 39歳にしてメジャー無冠のクーチャーは、「65」の好スコアで首位タイに並んだ初日に続き、2日目も堅実なプレーで「71」を記録し、スピースと同組で決勝ラウンドに進出。スタートした午前中は風が吹いていたものの雨は降っておらず、もう少しスコアを伸ばせたはずだったが、終盤の3ホールで2ボギーをたたいてしまった。

 一方、同じく首位タイで2日目に臨んだ全米オープン選手権(2017 US Open Championship)覇者ブルックス・ケプカ(Brooks Koepka)は、グリーンが水浸しになるなどして一時中断を余儀なくされた午後の雨に苦戦を強いられ、この日を「72」で終えて通算3アンダー3位タイに後退している。

 同じコースで開催された2008年大会で2位に入ったイアン・ポールター(Ian Poulter、イングランド)は、第2ラウンドを「70」でホールアウトしてケプカと3位タイに並んだ。

 通算2アンダーで単独5位につけたリッチー・ラムゼイ(Richie Ramsay、スコットランド)に続き、ロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)が通算1アンダーの6位タイにつけ、決勝ラウンドに進出した。(c)AFP/Andy SCOTT