【7月23日 CNS】北京市(Beijing)が2016年に支出した公務接待費は2000万元(約3億3400万円)で、当初予算の42.7%だったことがわかった。19日に開かれた第14回北京市人民代表大会常務委員会第40回会議で報告された。  

 また、「三公」(公務員の公費による海外出張、飲食等接待交際費、公用車の購入と燃料費等の諸経費)の財政支出決算は、7億3400万元(約122億5700万円)だった。

 北京市財政局李颖津(Li Yingjin)局長の説明によると、同市の「三公」経費の昨年の支出決算は、国務院に許可された公務乗用車の買い替えを除くと、25.8%下がった。

 2016年の公費による海外出張は1598組、計4335人で、合計1億1300万元(約18億8700万円)。当初予算より25.5%減少した。 一人当たりの費用は、2万6000元(約44万円)だった。

 大幅に減少した公務接待費関連では、同市の決算説明によると、昨年の公務接待回数は1万7000回、公務接待人数は27万2000人だった。

 また、北京政府機関、財政補助事業企業の昨年の公務車両更新台数は1288台で、合計は6億100万元(約100億円)で、当初予算より24.8%減少した。一台当たりの購入費は17万6000元(約300万円)で、一台あたりの維持費は2万1000元(約35万円)だった。

 北京市財政局は、さらに倹約を進め、節約を常態化するため一層の努力を惜しまないとした。(c)CNS/JCM/AFPBB News