【7月20日 AFP】スペイン1部リーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)に所属する同国代表FWアルバロ・モラタ(Alvaro Morata)が、イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)に移籍することで合意に至った。両クラブが19日に発表した。移籍金は8000万ユーロ(約103億円)と報じられている。

 レアルは、移籍が決まったモラタについて「アカデミー時代からファーストチームの選手として、長年にわたり示してくれた献身やプロ精神、手本になるような行動に対して感謝の意を表したい」と声明でコメント。一方のチェルシー側も合意に達したことを報告した上で、個人条件の合意とメディカルチェックを経て、正式な移籍が完了するとしている。

 チェルシーは先週、24歳のモラタ獲得へ向け6200万ポンド(約90億円)で入札したと報じられていたが、スペインのラジオ局カデナ・セル(Cadena Ser)によると、レアルは8000万ユーロで売却に合意したという。

 米国のトレーニングキャンプを近日中に離れる見込みとなっているモラタについて、チェルシーは週給15万ポンド(約2190万円)の5年契約を提示したと英国メディアは先週報じていた。

 レアルは昨年、2014年にイタリア・セリエAのユベントス(Juventus)へ移籍したモラタについて買い戻しオプションを行使。リーグタイトルと欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)の2冠を達成した昨季は、公式戦43試合に出場して20ゴールを記録していた。(c)AFP