【7月18日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に加入したロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)が17日、米ユタ(Utah)で行われた遠征第2戦のレアル・ソルトレーク(Real Salt Lake)戦で同クラブでの初得点を記録した。試合は終盤に10人となったユナイテッドが2-1で勝利した。

 前週7500万ポンド(約110億3000万円)と伝えられている移籍金で、エバートン(Everton)からユナイテッドに移籍したルカクは、前半39分にヘンリク・ムヒタリアン(Henrikh Mkhitaryan)からの低いクロスに合わせて勝ち越しゴールを決めた。

 ルイス・シルバ(Luis Silva)のゴールでソルトレークが先制するという驚きの展開となったこの試合で、ベルギー代表のルカクは前半29分にムヒタリアンの同点ゴールに絡む活躍をみせた。その力強いフィジカルを生かしてソルトレークの守備を抑え込んだルカクからのパスを受けたジェシー・リンガード(Jesse Lingard)が、ムヒタリアンの得点をお膳立てしている。

 ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は、チェルシー(Chelsea)時代の弟子でもあるルカクの活躍を喜び、今や「トップストライカー」に成長したと称賛した。

 ルカクのユナイテッドでの初ゴールについて、「彼にとっては喜ばしいことだが、私にとっては特に重要ではない」とコメントした指揮官は、「彼がゴールする前に、私は彼がピッチでやることはすべて大歓迎だと話したんだ。得点してもしなくても気にするなとね。裏は取れるし、動けるし、プレスもしっかりする。彼のやることすべてが気に入っている」と話した。

「私が指揮していた4年前のチェルシーでも、彼は素晴らしい成長をみせていた。今ではトップストライカーの一人だ。あのゴールはただの一本にすぎず、特に重要ではない」 (c)AFP