【7月17日 AFP】Jリーグ2部(J2)の東京ヴェルディ(Tokyo Verdy)が、元イタリア代表フランチェスコ・トッティ(Francesco Totti)の獲得を断念したことが明らかになった。国内メディアが17日、報じた。

 ヴェルディの羽生英之(Hideaki Hanyu)社長は、トッティがイラリー・ブラージ(Ilary Blasi)夫人の了解を得られなかったことが、獲得を断念する大きな要因になったとした上で、「ヴェルディのユニホームを着るトッティの姿が本当に見たかった。明日にでもイタリアにたつ準備はできていたし、代理人には不満だ。でも貴重な学習経験になった」と日刊スポーツ(Nikkan Sports)に話した。

 先日、少年時代から25年にわたり在籍したイタリア・セリエAのASローマ(AS Roma)を退団したトッティは、親友のアレッサンドロ・ネスタ(Alessandro Nesta)氏が監督を務める米メジャーリーグサッカー(MLS)のマイアミFC(Miami FC)への移籍もうわさされていた。

 1993年に16歳でプロデビューを果たしたトッティは、ローマで通算785試合出場307得点の成績を残し、2006年のW杯ドイツ大会ではイタリア代表として優勝を経験している。(c)AFP