【7月16日 AFP】サッカーオランダ代表MFウェズレイ・スナイデル(Wesley Sneijder)が15日、4年間在籍したトルコ1部リーグのガラタサライ(Galatasaray)を退団した理由について、イゴール・トゥドール(Igor Tudor)監督が自身の残留を望まなかったと明かした。

 イスタンブール(Istanbul)の空港から母国のアムステルダム(Amsterdam)に向かったスナイデルは、退団理由を指揮官の構想から外れたことだったと明かし、beINスポーツ(beIN Sports)に「悲しいよ。こういう形で去らなければならないのは本意ではない」と話した。「監督は決断を下した。私とは仕事をしないという選択だ。それを尊重するよ」

 33歳のスナイデルは、2013年1月にイタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)からガラタサライに加入すると、通算175試合出場で46得点を記録。同選手の退団はファンの怒りを買い、クラブ本部にはドゥルスン・オズベク(Dursun Ozbek)会長の辞任を求める怒号が響いた。

 ガラタサライは14日、「スナイデルと別の道を歩むことになった」と発表し、同選手の今後の活躍を願うとコメント。双方の合意で契約は解除され、スナイデルは今季の年俸450万ユーロ(約5億8000万円)を放棄したという。スナイデルが3年以内に別のトルコのクラブと契約した場合、保証金として2000万ユーロ(約26億円)がガラタサライに支払われる。

 現時点でスナイデルの新天地は不明だが、米国行きがうわさされている。まだ次の所属先は決まっていないと明かしたスナイデルは、「何か新しいチャレンジがあるだろう。自分の力を信じている」と語った。(c)AFP/Stuart WILLIAMS