【7月15日 AFP】スーパーラグビー(Super Rugby 2017)は15日、第17節の試合が行われ、サンウルブズ(Sunwolves)が48-21でブルーズ(Blues、ニュージーランド)に勝利し、参戦2シーズン目を最高の形で締めくくった。

 ホームのサンウルブズは7点を追い掛ける展開で後半を迎えたものの、ティモシー・ラファエレ(Timothy Lafaele)のハットトリックなどで、東京の厳しい暑さに勢いが徐々になくなったブルーズを下し、今季2勝目を挙げた。

 昨季は15試合で1勝止まりだったサンウルブズは、ミスを重ねたブルーズを3トライ、後半は無得点に抑えると、攻めては8トライを奪った。

 ブルーズが3トライを奪って試合の主導権を握ったかのように思われたが、内田啓介(Keisuke Uchida)のトライで点差を詰めて前半を終えたサンウルブズは、後半13分に松島幸太朗(Kotaro Matsushima)のキックを追い掛けた山中亮平(Ryohei Yamanaka)のトライが決まると、そこから完全にペースをつかんだ。

 茂野海人(Kaito Shigeno)のトライに続きラファエレが2連続トライでハットトリックを達成し、さらに終了間際に徳永祥尭(Yoshitaka Tokunaga)がトライを決めると、サンウルブズのフィロ・ティアティア(Filo Tiatia)ヘッドコーチ(HC)ですら信じられないといった表情を浮かべた。

 サンウルブズ主将のビリー・ブリッツ(Willie Britz)は「今週成し遂げたかったことの一つが、ジャージーに込めたプライドを取り戻すことだった。今日は全選手が素晴らしいプレーをしてくれた。勝つためにはブルーズに圧力をかけなければいけないのは分かっていたし、全員がさらに力を込めてくれた」とコメントした。(c)AFP