【7月21日 CNS】中国商務部が北京(Beijing)で発表した最新データによれば、2017年上半期の中国の対外投資額は481億9000万ドルで、前年に比べて45.8%下がっていることがわかった。中でも海外への不動産投資は8割以上も下がった。

 中国の対外直接投資は今年6月、2016年12月以来の上昇を見せ136億ドルに回復したが、前年同期と比べると低くなっている。

 昨年の対外投資額が高かったのに加え、国内経済が安定し国内に投資しようとする人が増えたためと考えられる。

 一方、中国企業は、「一帯一路(One Belt One Road)」に関わる47の国に今年上半期で合計66億1000万ドルの新規投資をしており、対外投資総額の13.7%を占め、前年同期比で6ポイント増えた。

 業種別では、上半期の対外不動産投資は去年より82.1%減で対外投資総額の2%だった。文化、スポーツとエンターテインメント産業への対外投資も去年より82.5%減で、全体の1%。中国企業の主な海外への投資先は、レンタルとビジネスサービス業、製造業、卸・小売業、情報伝達、ソフトウェア、情報技術サービス業などとなっている。(c)CNS/JCM/AFPBB News