【7月14日 AFP】2016年リオデジャネイロ五輪期間中に強盗被害に遭ったと虚偽の証言をし、米国水泳連盟(USA Swimming)から出場停止処分を科されていた競泳男子のライアン・ロクテ(Ryan Lochte、米国)が今週、10か月ぶりに競技に復帰する。

 五輪で金6つを含む計12個のメダルを獲得しているロクテは、深夜に行われたパーティーに繰り出した後、3人のチームメートと銃を突きつけられたと虚偽の証言をしたことでスキャンダルを巻き起こしていた。

 ハンガリーの首都ブダペスト(Budapest)で開催される第17回世界水泳選手権(17th FINA World Championships)の代表選考会には出場できなかったロクテだが、自身が練習拠点に置く南カリフォルニア大学(University of Southern CaliforniaUSC)で行われるロサンゼルス招待(2017 Los Angeles Invitational)にエントリーしている。

 今大会でロクテは、14日の100メートル自由形に加え、週末に行われる200メートル個人メドレーと50メートル自由形に出場する可能性があるという。2020年東京五輪で代表入りを目指すとしている32歳のロクテは、先月30日に出場停止処分が解けるまでの間、米国水泳連盟管轄外の大会に出場していた。(c)AFP