【7月14日 CNS】中国・青島(Qingdao)の黄島(Huangdao)区で9日、ウエディングの飾りが施された6台の路線バスが連なって大通りを走り、街ゆく人々の注目を浴びた。先頭車両の運転手はなんと、この日結婚式を迎える新婦。ウエディングドレスを着た運転手は、普段運転をしている路線バスで新郎を迎えに行き、結婚式の会場へとバスを走らせた。

 新婦の呉征(Wu Zheng)さんは青島真情バスグループに勤めている路線バスの運転手。新郎の孫海(Sun Hai)さんとはバス車内で知り合ったのだという。呉さんがこの特別な日に選んだのは、普段仕事で運転している路線バス。「このバスは私にとっては、仕事場でもあるけど、四六時中一緒にいる家族のようなもの。私の結婚式はこのバスにも見届けてほしかった」と呉さんは語った。

 また、このバスは新エネルギー車でもある。「こういった方法を通して、みなさんにもエコを心がけるように提唱したかった。豪華な結婚式もいいけど、私はこの日を誇りに思う」(c)CNS/JCM/AFPBB News