【7月8日 AFP】米大リーグ(MLB)のワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)は7日、降雨のおそれのために観客を3時間以上待機させたとして、謝罪を表明した。

 ナショナルズは豪雨の予報が出ていたため、雨らしい雨が降っていないにもかかわらず6日のアトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)とのナイターの開始時間を3時間5分遅らせていた。

 しかしながら、最終的にナショナルズの本拠地ナショナルズ・パーク(Nationals Park)を襲った唯一の嵐は、ソーシャルメディア上にはき出された多くの不満だった。

 5-2で勝利したブレーブスで2安打を放ったエンダー・インシアーテ(Ender Inciarte)は試合開始がずれ込んでいる最中に、「雨無しの遅延だなんて今までみたこともない!!」とツイッター(Twitter)に投稿した。

 ナショナルズは、試合開始が遅れたことは「非常に申し訳ない」と声明を発表した。

「皆さまが試合観戦に来られていることは承知していますし、お待たせしたことを残念に思っています。試合開始を前にお帰りになった方についても把握しています。皆さまの忍耐と支援に感謝します」

「われわれはMLBとともに、気象サービスを通じて天候について密に監視を行っています。天候に関連する問題については、MLB、対戦球団、審判団、選手会の合同で判断を下しています。昨夜の判断は非常に難しいものでした。雨雲がこちら方へやってくるのが確認でき、先を見越したいと思っていましたが、到達時刻が常に変わっていました」

 翌7日の午前1時に終了した試合を観戦した観客には、ナショナルズから無料の食事が提供された。(c)AFP