【7月13日 CNS】中国国家観光局(NTA)はこのほど、「第13次5か年計画(十三五、2016年~2020年)観光人材発展計画概要」を打ち出した。「十三五」計画の期間中、観光業で新規就業者数は年間約100万人ずつ増え、その結果、観光業に従事する人の数は2015年末の2798万人から、2020年には3300万人に増加するとしている。

 一方で、様々な状況の変化に伴って生じる課題に対し、人材育成体制はまだ不十分な状態だ。人材不足に加え、観光業の質や構造が急速な発展についていっていない。発展ができる環境が整うまで、もう少し時間がかかりそうだ。  

 同概要では、現在中国の観光業はすでに国家戦略の中に組み込まれ、国家経済を先頭で支える重要な産業になっていることから、2020年までに観光業発展に適応した人材を育成していくとしている。(c)CNS/JCM/AFPBB News