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除草剤、オタマジャクシの捕食者に有害か 研究

2017年7月5日 13:53 発信地:パリ/フランス

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除草剤、オタマジャクシの捕食者に有害か 研究
四肢が生えたオタマジャクシ。コロンビア・カリにある動物園で(2015年4月21日撮影、資料写真)。(c)AFP/LUIS ROBAYO

【7月5日 AFP】ハチの個体数減少との関連が指摘され、またガンの原因とも疑われている除草剤が、オタマジャクシにとっては捕食者への有害性を高めているとする研究論文が5日、発表された。

 英学術専門誌「英国王立協会紀要(Proceedings of the Royal Society B)」に発表された研究論文によると、「ラウンドアップ(Roundup)」の商品名で知られる除草剤に含まれるグリホサートにさらされた一般的なヒキガエルのオタマジャクシは、動植物の一部に存在する物質「ブファジエノライド」の含有量が高まっていることが分かった。ブファジエノライドには薬理作用もある。

 ブファジエノライドの味は悪く、そのため、ヒキガエルの捕食者を遠ざけることにつながる。しかも摂取量が多い場合では、捕食者は命を落とす。

 共同執筆者でハンガリー科学アカデミー(Hungarian Academy of Sciences)のベロニカ・ボコニ(Veronika Bokony)氏によると、「(除草剤による)環境汚染が、カエルの体内でブファジエノライドの生成に変化をもたらす場合、ヒキガエルだけでなく、その捕食者にも影響を与える」と指摘。「一部の農薬でヒキガエルがより毒性を強めるのであれば、捕食と被食の関係、さらには淡水生息地における生物相を変えることになりかねない」と同氏はAFPの取材に述べた。

 ボコニ氏と研究チームは、今回の実験で、ヒキガエルのオタマジャクシをグリホサート系除草剤で汚染した水中で育て、その体内でブファジエノライドの量が増加していることを確認した。

 グリホサートは農薬として広く使用されているが、畑などから流出した薬品が淡水を汚染する。ガンとの因果関係がささやかれる中、欧州連合(EU)は昨年、グリホサートをめぐる使用期間の延長を制限。今年12月に使用許可の更新について決定を下す予定となっている。(c)AFP

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