【7月5日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)のマイアミ・ヒート(Miami Heat)は4日、クリス・ボッシュ(Chris Bosh)との契約を解除し、同選手の背番号を永久欠番とすることを明かした。

 11度オールスター(NBA All-Star Game)に選出されているボッシュは、血栓が見つかったためプレシーズンの身体検査を通過することができず、2016-17シーズンを棒に振った。

 ヒートのパット・ライリー(Pat Riley)社長は、「彼は間違いなくこの球団の歴史上最も偉大な選手の一人だ。他の選手が1番を背負うことはないだろう。彼のジャージーを掲げる日を楽しみにしている」とコメントしている。

 ボッシュとヒートは6週間前に契約解消で合意していたが、今回ようやく正式発表となった。

 この合意によりヒートは33歳のボッシュに2年間で5200万ドル(約59億円)を支払うことになるが、ボッシュの給与はサラリーキャップから除外されるため、ヒートはその金額分、選手と契約を結ぶことが可能となる。

 ボッシュの活躍もありヒートは2010年から2014年まで4年連続のファイナル進出を果たし、2012年と2013年にはファイナル連覇を成し遂げている。

 トロント・ラプターズ(Toronto Raptors)時代の7年間を含めNBAで13シーズンプレーしたボッシュは、通算893試合に出場して平均19.2得点、8.5リバウンドを記録している。(c)AFP