【7月5日 AFP】中国の重慶(Chongqing)にある深い峡谷から高さ約120メートルの位置に、世界最長の片持ちばり(一端だけが固定されている)のガラスの展望橋が開通し、観光客の興奮と恐怖を呼んでいる。

 万盛(Wansheng)区の景勝地、奥陶紀(Ordovician)の断崖絶壁から水平方向に向かってV字形に広がった長さ70メートルほどの展望橋のガラスの床から下を見ると、めまいがしそうな絶景が。一度に通行できる人数は30人に制限されている。太いケーブルで支えられている展望橋は、このタイプのものとしては世界最長として、今年に入ってからギネス世界記録(Guinness World Records)に認定された。

 中国では昨年、中部・湖南(Hunan)省の森林公園に地上300メートル、全長約430メートルの橋が架けられたが、観光客が殺到し、開通から間もなくして一時閉鎖を余儀なくされた。(c)AFP