【7月5日 AFP】先月破産宣告を受けた男子テニスの元名選手、ボリス・ベッカー(Boris Becker)氏が、元ビジネスパートナーの男性から3650万ユーロ(約47億円)の支払いを要求されていることがわかった。

 スイス出身の実業家であるハンス・ディーター・クリーベン(Hans-Dieter Cleven)氏は、ベッカー氏は自身に対し3650万ユーロの支払い義務があると主張しているが、金額の根拠については明らかにしなかった。

 一方、ベッカー氏の弁護士は独DPA通信に対し、クリーベン氏の訴えは「世論の圧力」を利用した「根拠のない」ものだとコメントしている。

 1980年から90年代にかけて6度の四大大会(グランドスラム)優勝を果たした元世界ランキング1位のベッカー氏は、これまで自身が返済不能の状態にあることを否定しており、独メディアに対して債務の弁済は可能だと話していた。

 49歳のベッカー氏は現在、英ロンドン(London)で行われているウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)でテレビ解説者を務めている。(c)AFP