【7月3日 AFP】世界ロードレース選手権(WGP 2017)第9戦のドイツGPは2日、 MotoGPクラスの決勝が行われ、レプソル・ホンダ(Repsol Honda)のマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)がザクセンリンク(Sachsenring)で通算8勝目を飾り、首位に立つチャンピオンシップでのリードを広げた。

 ポールポジションからスタートしたマルケスは、モンスター・ヤマハ・テック3(Monster Yamaha Tech3)のジョナス・フォルガー(Jonas Folger、ドイツ)が仕掛けた闘志あふれる挑戦を退けた。

 素晴らしい走りを見せたヤマハのサテライトチームの新人フォルガーが、自身初の表彰台となる2位に輝いた一方、マルケスのチームメートであるダニエル・ペドロサ(Dani Pedrosa、スペイン)は3位に入った。また、ドゥカティ(Ducati Team)のアンドレア・ドビツィオーゾ(Andrea Dovizioso、イタリア)は8位に沈み、総合首位から3位に転落している。

 この日を総合4位で迎えるも、今回の結果でモビスター・ヤマハ(Movistar Yamaha)のマーベリック・ビニャーレス(Maverick Vinales、スペイン)を5ポイント差の2位、ドビツィオーゾを6ポイント差の3位に抑えたマルケスはレース後、「今週末の前から、これがチャンピオンシップで重要な局面であり、ザクセンリンクが自分たちにとって重要なサーキットだと理解していた」と語った。

「必要であれば、勝つためにリスクを冒すべきところだった。だから25ポイントを取り、夏季休暇前にチャンピオンシップでリードを奪えてうれしい」

 一方、今季初優勝を飾った前週のオランダGPに続いて良い走りを披露したモビスター・ヤマハのバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)は、ビニャーレスに次ぐ5位でフィニッシュしたが、総合順位では4位に落ちている。(c)AFP