【7月1日 AFP】米メディアは30日、米プロバスケットボール協会(NBA)のインディアナ・ペイサーズ(Indiana Pacers)とオクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)との間でトレードが成立し、ポール・ジョージ(Paul George)がビクター・オラディポ(Victor Oladipo)、ドマンタス・サボニス(Domantas Sabonis)との交換でサンダーに移籍すると報じた。

 米スポーツ専門チャンネルESPNの報道によると、通算4度のオールスター選出を誇るジョージは、2017-18シーズンはペイサーズに残留するとしていたものの、サンダーでプレーすることが決まったと伝えられている。

 現在27歳のジョージは、来季終了後にフリーエージェント(FA)となり、2018年からロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)に移籍する可能性が高いとみられていたが、現在は2016-17シーズン最優秀選手賞(MVP)に選出されたラッセル・ウエストブルック(Russell Westbrook)とサンダーでコンビを組む準備を整えているとみられる。

 契約の詳細は明らかにされていないが、ペイサーズはジョージとの契約終了後には不可能となる同選手の穴を埋める戦力の獲得に動くことができる。

 同日にはまた、ロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)のブレイク・グリフィン(Blake Griffin)が、新たに5年契約でチームに残留する見通しとなったと伝えられた。

 米紙ロサンゼルス・タイムズ(Los Angeles Times)とESPNの報道によれば、グリフィンは予定されていたフェニックス・サンズ(Phoenix Suns)とデンバー・ナゲッツ(Denver Nuggets)との面談を取りやめ、総額1億7300万ドル(約194億円)でクリッパーズとの契約にサインするとみられている。

 これが実現すれば、ヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)に移籍したクリス・ポール(Chris Paul)に続き、クリッパーズにとっては大きな動きとなる。

 クリッパーズのドック・リバース(Doc Rivers)ヘッドコーチ(HC)との確執が報じられたポールがロケッツに移籍した一方で、2009年のNBAドラフトで全体1位指名を受けたグリフィンは、チームとのオプション契約を行使せずに無期限のFAとなっていた。

 クリッパーズは、ポールとグリフィンの二枚看板でチーム史上最多となるここ6シーズン連続でポストシーズンに進出していたが、カンファレンス準決勝を突破することはできなかった。

 最近の3シーズンはけがによる離脱でレギュラーシーズンの出場が限られていたグリフィンは、今季61試合に出場して一試合平均21.6得点、8.1リバウンドの成績を残した。(c)AFP