【6月30日 AFP】SF映画の大ヒットシリーズ「スター・ウォーズ(Star Wars)」に登場するドロイド「R2-D2」が、276万ドル(約3億1000万円)で落札された。オークションを主催した「プロファイルズ・イン・ヒストリー(Profiles in History)」が29日、明らかにした。

 米カリフォルニア(California)州ロサンゼルス(Los Angeles)近郊に拠点を置く同社のカタログによると、28日に落札されたR2-D2は、1977年~1983年の旧三部作と、1999年~2005年の新三部作の撮影で使用された部品から組み立てられたものだという。高さ109センチのR2-D2は、主に俳優が中に入ってその役が演じられたが、アルミニウム、スチール、繊維強化プラスチックでできたドロイドには内部機構もあった。

 落札者の詳細は明らかにされていない。ハリウッド(Hollywood)ゆかりの品々が出品されたオークションは、26日から3日間にわたって開催され、R2-D2の276万ドルが最高落札額となった。その他にもスター・ウォーズ関連の小道具が多数出品され、落札総額は1400万ドル(約15億7000万円)に上った。

 同シリーズの最初の2作品、『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(Star Wars: Episode IV A New Hope)』と『帝国の逆襲(The Empire Strikes Back)』で使用されたルーク・スカイウォーカー(Luke Skywalker)のライトセーバーは、45万ドル(約5000万円)で落札。また、1作目で使われたダース・ベイダー(Darth Vader)のヘルメットも9万6000ドル(約1100万円)の値を付けた。

 他方で、1997年の映画『タイタニック(Titanic)』で米俳優レオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)さんが着用した衣装と、1982年の『コナン・ザ・グレート(Conan the Barbarian)』で米俳優のアーノルド・シュワルツェネッガー(Arnold Schwarzenegger)さんが使った剣はそれぞれ19万2000ドル(約2150万円)で落札されている。(c)AFP