【6月29日 AFP】イタリア・セリエAのASローマ(AS Roma)は28日、オランダ・エールディビジのフェイエノールト(Feyenoord)から移籍金1400万ユーロ(約18億円)で同国代表DFリック・カルスドルプ(Rick Karsdorp)を獲得し、5年契約を結んだと発表した。

 身体検査のため27日に伊ローマ(Rome)に入り、28日に契約にサインした22歳のカルスドルプは、「ローマ加入は、僕にとって大きな移籍だ。ここにはたくさんの熱意を持ってプレーし、夢をかなえるためにやってきた」と語った。

「僕にはまだまだ改善の余地があることは分かっているけれど、この歴史あるクラブでプレーできることを楽しみにしている」

 カルスドルプはフェイエノールトで2016年にオランダ杯(KNVB beker)優勝を飾ると、昨季はクラブにとって18年ぶりとなるリーグ制覇に貢献した。

 ローマは声明で「フェイエノールトのリック・カルスドルプを移籍金1400万ユーロ、追加ボーナス500万ユーロ(約6億4000万円)で獲得したことを発表できてうれしく思う。カルスドルプとの契約は2022年に満了を迎える」とコメントしている。

 ローマは来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)でグループステージからの参加となるが、2016-17シーズン大会はプレーオフで敗れており、チームは大会に向けてさらなる戦力補強を希望している。

 来季からエウゼビオ・ディ・フランチェスコ(Eusebio Di Francesco)監督が指揮を執るローマは、新スポーツディレクター(SD)のモンチ(Monchi)氏が、エジプト代表モハメド・サラー(Mohamed Salah)をイングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)に売却している。

 モンチSDはまた、ギリシャ代表のコスタス・マノラス(Kostas Manolas)をロシア・プレミアリーグのFCゼニト(FC Zenit)に放出したと報じられているが、マノラスが給与をルーブルで支払われることを拒否しているため、移籍はまだ成立していない。(c)AFP