【6月29日 AFP】サッカーコンフェデレーションズカップ(Confederations Cup 2017)は28日、準決勝が行われ、チリが0-0で迎えたPK戦の末に3-0でポルトガルを下し、決勝進出を決めた。

 チリはPK戦でGKクラウディオ・ブラーボ(Claudio Bravo)がリカルド・クアレズマ(Ricardo Quaresma)、ジョアン・モウティーニョ(Joao Moutinho)、ナニ(Luis Cunha aka Nani)のキックをストップしてヒーローとなると、アルトゥーロ・ビダル(Arturo Vidal)、チャルレス・アランギス(Charles Aranguiz)、アレクシス・サンチェス(Alexis Sanchez)がそれぞれシュートを蹴り込んだ。

 チリは7月2日にロシア・サンクトペテルブルク(St. Petersburg)で行われる決勝で、もう1試合の準決勝で戦うメキシコとドイツの勝者と対戦する。一方敗れたポルトガルは同日、モスクワ(Moscow)での3位決定戦に臨む。

 チリは延長後半終了間際、ビダルと途中出場のマルティン・ロドリゲス(Martin Rodriguez)のシュートがゴールマウスに阻まれ、ポルトガルはなんとかPK戦までたどり着いた。

 34歳のブラボは「結果とプレーには満足しているけれど、まだ何も勝ち取っていない」と兜(かぶと)の緒を締める一方、フアン・アントニオ・ピッツィ(Juan Antonio Pizzi)監督は「このチームを誇りに思う。クラウディオは素晴らしいセーブをみせてチームを試合にとどまらせた。彼には相手がどこに蹴ってくるのか予見する能力がある。ここからは誰が相手だろうと関係なく、決勝に向けてしっかりと休養することが必要だ」とコメントしている。(c)AFP