【7月4日 CNS】「一帯一路(One Belt One Road)戦略下における中国スポーツ産業国際化の研究」をテーマにした会議が26日、中国家発展改革委員会国際協力センターと北京鼎信体育産業株式会社(Dancing Sports)の共催のもと開かれた。

 同センターの劉建興(Liu Jianxing)副主任は、国の直属機関であり、国が推進する「一帯一路」にともなった専門チームの部署がある。先見の明を持って政策研究を展開し、「一帯一路」の実りある協議を進めて行く重要な責務を担う機関であると紹介した。

 鼎信体育社の周文信(Zhou Wenxin)代表は、「一帯一路」における国際的なスポーツイベントは、重要な国際文化交流の場として、民族の特色ある競演会などを含め、青少年のスポーツ交流、スポーツ器機や関連コンテンツの展示、スポーツ事業の経営、テーマに沿った討論会、教育研修など、多くの内容を「一帯一路」を進めるべく新たな道を切り開いていく、と述べた。

 首都体育学院(Capital University of Physical Education and SportsCUPES)の鐘秉枢(Zhong Bingshu)学長は、国民は「一帯一路」の建設の社会的素地であり、スポーツの試合やイベントはその素地を固める役割を果たす。スポーツ産業の11項目のうち、試合や競演会、スポーツ関連商品およびサービス・イベントなど6項目がこの「一帯一路スポーツ産業国際化」に直接関係している、と指摘した。

 スポーツアコード(SportAccord)アジア太平洋地区の馬文場(Ma Wenchang)執行主席は、当機関にはリソース力、考案力、市場における産業や教育への影響力などすべて持ち合わせており、「一帯一路」国際スポーツイベントをアジア・太平洋地域の活動として、様々な方面から全力的に支持する、と述べた。また、同機関の副主席であるアントニオ氏は、スポーツは経済にとっても非常に素晴しいエンジンとなるだろう、「一帯一路」の提案は世界の人々の注目を集めると共に、世界の中で中国だけが提案し完成させることのできる一つの提案だ、と述べた。

 オセアニア主席、イギリス連邦重量挙げ協会秘書官のポール氏は、「一帯一路」は実際に、中国と世界を結びつけられる。そのつながりはスポーツ、市場と、国民、商業など全ての分野にまたがっていると述べた。(c)CNS/JCM/AFPBB News