【6月25日 AFP】ラグビーテストマッチは24日、各地で行われ、ニュージーランドは30-15でブリティッシュ&アイリッシュライオンズ(British and Irish Lions、英国とアイルランドの選抜チーム)に勝利した。

 オールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)は、ジュリアン・サベア(Julian Savea)に代わりサプライズ起用となった20歳のリコ・イオアネ(Rieko Ioane)が後半に2トライを挙げる活躍を見せ、接戦に持ち込むと予想されていたライオンズから試合の主導権を奪った。

 世界王者のオールブラックスは13-8とリードしてハーフタイムを迎えると、後半には試合を支配しはじめ、ライオンズの反撃を終盤の1トライに抑えた。

 1971年以来オールブラックスに勝てていないライオンズは、熟慮しながら来週行われる3連戦の2戦目を迎えることになる。

 ライオンズのウォーレン・ガトランド(Warren Gatland)ヘッドコーチ(HC)は、「結果の面では言い訳できない。オールブラックスは非常に直接的で、ブレークダウンでは上手だった。われわれはチャンスをものにできなかったが、すべての面において修正は可能だ」とコメントしている。

 一方オールブラックスの主将キーラン・リード(Kieran Reed)は「とてつもなく厳しいテストマッチだった。前半戦にはすべてが詰まっていた。素晴らしい両チームが、ボールを投げ回っていた。これで一つ(の勝ち)だ。月曜日(26日)は最初からやり直しだ。まだ何も勝ち得てはいないのだから、来週はより激しくいく」と語った。(c)AFP/Chris FOLEY