【6月24日 AFP】スペイン検察当局は23日、同国サッカー1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)に所属するリオネル・メッシ(Lionel Messi)に脱税の罪で科された懲役21月を、罰金へ置き換えることに同意する旨を発表した。

 検察側は1日400ユーロ(約5万円)の罰金を懲役の期間分支払わせることを求めており、その総額は25万ユーロ(約3100万円)となる。メッシの弁護側も提案していたこの選択肢だが、最終的には裁判所が判断を下すことになる。

 メッシは昨年、父親のホルヘ・オラシオ(Jorge Horacio Messi)氏とともに脱税の罪で有罪判決を受けており、すでに209万ユーロ(約2億6000万円)の罰金が科せられている。

 メッシらはこの判決に対して上訴していたものの、メッシに対する21月の懲役が確定。ホルヘ・オラシオ氏の懲役は15月に短縮された。

 両者は2007~09年にかけ、ベリーズ、英国、スイス、ウルグアイにある複数の会社を使ってメッシの肖像権による収入に関して416万ユーロ(約5億2000万円)を脱税していた。(c)AFP