【6月23日 AFP】イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)は22日、イタリア・セリエAのASローマ(AS Roma)から25歳のエジプト代表モハメド・サラー(Mohamed Salah)を獲得したと発表。移籍金は3900万ユーロ(約48億円)で、契約期間は5年としている。

 スイス1部リーグのFCバーゼル(FC Basel)、プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)、セリエAのフィオレンティーナ(Fiorentina)でプレーした経歴を持つサラーは、エジプト代表としても通算52試合に出場し29得点を挙げている。

 ローマに在籍した2シーズンで、リーグ戦通算65試合出場29得点の成績を残したサラーは「ここにいられてとても興奮している」と話し、「僕は100パーセントの力を出し、クラブのために全力を尽くすつもりだ。このクラブに何かをもたらしたい」とコメントした。

「リバプールは優秀な選手がそろった素晴らしいチームだ。昨季の試合を見ていたが、誰もが何かを勝ち取ろうと100パーセントの力を出していた」

「クラブとサポーター、そしてチームが何かを勝ち取るために、僕が貢献できることを願っているよ」

 リバプールで指揮を執るユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は、バーゼルで初めて見たときからサラーのファンで、来季から欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)の舞台に戻るチームにとって、同選手のイタリアでの経験が重要になるとしている。

 クロップ監督はクラブの公式ウェブサイトで「彼はプレミアリーグを知っているし、チャンピオンズリーグの経験もある。エジプト代表でも重要な選手だ」と語った。

「イタリアで残したサラーの成績は素晴らしく、われわれのチームを向上させるだけの実力を備えている。バーゼルで頭角を現したときから彼のことを見ていたが、本当に良い選手に成長した」

「サラーはわれわれの素晴らしいサポーターのためにプレーできることを楽しみにしていると思う。彼は高いレベルで勝利したいと望む野心的な選手だ。彼はその野望をリバプールで果たせることを分かっている」(c)AFP