【6月19日 AFP】イランの革命防衛隊(Revolutionary Guard)は18日、シリア北東部デリゾール(Deir Ezzor)県に向けて複数のミサイルを撃ち込んだ。首都テヘラン(Tehran)で今月7日に起き、17人が死亡した襲撃に対する報復としている。この襲撃ではシリアなどで活動するイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出していた。

 地元メディアによると、イランが国外でミサイル攻撃を実施したのは1980~88年のイラン・イラク戦争以来30年ぶり。

 イランの最高指導者アリ・ハメネイ(Ali Khamenei)師はこれに先立ち自身のウェブサイトに掲載した声明で、シリアとイラクで殺害された人を含む犠牲者の家族の名誉のため、イランは「敵に懲罰を与える」と言明していた。

 革命防衛隊の声明によれば、中距離ミサイルがイラン西部のケルマンシャー(Kermanshah)、コルデスターン(Kurdestan)両州から発射され、国境を越えてシリア北東部デリゾール県の「テロ拠点」に撃ち込まれた。「多数のテロリストを殺害し、武器を破壊した」としている。

 地元テレビ局は、複数のミサイルが夜間に空に向けて発射される様子を放送した。

 テヘランでは7日、銃で武装した男や自爆犯らが国会議事堂とルホラ・ホメイニ(Ruhollah Khomeini)廟(びょう)を襲撃した。(c)AFP