【6月19日 AFP】サッカーコンフェデレーションズカップ(Confederations Cup 2017)は18日、グループBの試合が行われ、チリは後半にアルトゥーロ・ビダル(Arturo Vidal)がゴールを決めるなど、カメルーンに2-0で勝利し、ビデオ判定が主役になった大会初戦を白星で飾った。

 コパ・アメリカ・センテナリオ(Copa America Centenario USA 2016)王者のチリは、前半から試合の主導権を握ったものの、エドゥアルド・バルガス(Eduardo Vargas)のゴールがビデオ判定で取り消されるなど、得点を奪うまでにはいたらなかった。

 しかし、チリは後半36分にドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に所属するビダルのヘディングで試合の均衡を破ると、終了間際には数多くの決定機を逃したバルガスのゴールが今度はビデオ判定で認められ、カメルーンを突き放した。

 昨年コパ・アメリカで連覇を果たし、初参加のコンフェデレーションズカップで幸先のいいスタートを切ったチリのビダルは、数人が亡くなったと伝えられているチリで起きた激しい嵐の犠牲者に勝利をささげ、「チャンピオンになるためには得点を挙げ、良い形でスタートすることが重要だった」とコメントした。

「われわれはカメルーンを上回っていた。厳しくプレスをかけたし、もっと得点を奪えたと思う。でも、コンフェデレーションズカップは初出場なので難しかった」

 グループBのもう1試合では、19日に現世界王者のドイツがオーストラリアと対戦する。(c)AFP