【6月17日 AFP】韓国・Kリーグ、全北現代モータース(Jeonbuk Hyundai Motors)の元スカウトで、贈賄により有罪判決を受けた男性が16日朝、スタジアムで首をつって亡くなっていたことが分かった。警察は自殺とみて捜査を進めている。

 全北現代でスカウトをしていたチャ・ジョンボク(Jong-Bok Cha)氏は、有罪判決後に職を失ってから金銭問題に苦しんでいたと報じられている。

 韓国警察当局の報道官はAFPに対し、全州W杯スタジアム(Jeonju World Cup Stadium)で「クラブの職員が手すりで首をつっている彼の遺体を発見した」と話した。

 チャ氏は2013年に審判二人に計500万ウォン(約49万円)の賄賂を渡したとして、昨年9月に執行猶予のついた懲役6月の有罪判決を受けた。

 2002年から全北現代で仕事をしていたチャ氏は、有罪判決を受けて即刻解雇となった。なお、全北現代には罰金1億ウォン(約980万円)が科されている。

 アジア・サッカー連盟(AFC)は1月、2013年から2014年にかけてKリーグで試合結果の操作に「間接的に関わった」として、前年王者の全北現代を今季のAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2017)から追放している。(c)AFP